経営計画書を添付する

2009年08月06日

中小企業の場合、年1回決算を行い
出来あがった決算書を、借入のある
銀行に提出します。

この際に、お勧めしたいのが、決算書だけを
提出するのではなく、向こう1年間の経営計画書
を付けて提出することです。

具体的には、予定損益計算書、予定資金繰り表
予想貸借対照表を作成します。

3つも作るとなると大変な気がしますが
基本的な内容は、すべて予定損益計算書
で完結します。

予定資金繰り表と予想貸借対照表は
予定損益計算書の結果ということに
なります。

ですから、経営者は、予定損益計算書を
作成することに集中すればよいわけです。

予定損益計算書には添付書類として
経営方針や売上・費用の数値の根拠などを
文章によって記載したものを添付します。

そして、売上高は、部門別や商品別、事業別
などに区分して、予定損益計算書に記載します。

この行動自体が、今後の経営に大変有効です。
頭を整理することができ、今後、何をするべきかが
明確になります。

銀行に対しても、好感度が高まります。
銀行は企業からの決算書を受け取ったら

その企業の格付け評価を行います。
その際に、経営計画書があれば

担当者の上席や支店長などの評価が
上がります。

しっかりした会社であるというイメージを
持ってもらえるからです。

銀行員は、基本的にマイナス面をさがす
習性があります。

ですから、安心感を与えることが、自社の評価を
高めることに、大変有効なのです。

銀行が行う、格付け評価により、向こう1年間の
その企業に対する融資方針が決まります。

企業にとっては、年1回のチャンスと言えます。
有効に活用しましょう。


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