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Posted by あしたさぬき.JP at

リース購入の検討

2009年11月27日

業務用の車両や備品などを購入しようとするとき
リースにするかローンにするかは迷うところです。

よく、「どちらが税金が安くなる」という観点から
検討するケースがあります。

しかし、それだけでは不十分です。

私の場合、まず、金融機関との新規融資取引を
始めるチャンスだと考えます。

設備等の購入資金は、資金使途が明確なため
融資する理由が付けやすく、新規の金融機関との
融資取引が始めやすいのです。

銀行でもそうですが、旧国金や旧中小公庫、商工中金
などとの取引がなければ、この機会に融資取引を
つくっておくべきです。

リースは、ほとんどの場合、いつでもできるからです。

付き合う金融機関を増やすチャンスなのです。

また、政府系金融機関と付き合っておけば、困ったとき
の資金調達に大変頼りになります。

その例が顕著に現れたのが昨今のセーフティ融資です。

付き合いのない企業からの新規の融資申込には
セーフティでさえも借入できないケースが多いのです。

さらに借入できる金額も、新規の場合は、制限されがち
なのです。

もちろん、税金のことも検討します。

しかし、ほとんどの場合において、税金は大差がない
ケースが多いのです。

リースを検討する場合、金融機関取引、税金、メンテナンス
資金繰り、これらすべての面を考慮するべきなのです。


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Posted by 坂本勇治 at 11:17Comments(0)設備資金

与信管理

2009年11月04日

与信取引の多い企業、特に手形取引の
多い企業は、与信管理が大変重要です。

昨今は、上場企業でさえ、不渡り・倒産に至る
時代ですから。

新規の販売先と、手形取引を開始する際や
大口の取引を行う際には、事前に相手の財務
情報を入手すべきですね。

また、既存の取引先についても、手形取引の
ある取引先については、相手先の決算月を把握
しておき、年1回、財務状況をチェックすべきでしょう。

取引先の財務情報を入手する方法には、興信所から
入手する方法と直接、取引先から決算書を入手する
方法があります。

しかし、取引先から直接、決算書を入手することは
通常、困難な場合が多いでしょう。

決算書を入手することが困難でも、こちらが事前に
照会項目を並べた照会表を作成して、取引先に
回答してもらう方法があります。

この方法は、効き目があります。決算書の提供を
断られた場合に、依頼すればよいのです。

照会表には、過去3期分について、以下の項目を
照会項目とすればよいでしょう。

 「受取手形」 「売掛金」 「割引手形」 「譲渡手形」
 「在庫」 「買掛金」 「支払手形」 「借入金」 「総資産」
 「流動資産」 「流動負債」 「固定資産」 「固定負債」 
 「売上高」 「経常利益」 「当期純利益」 「減価償却費」

これらの項目を、3期分書くとなれば、「ウソ」は書きにくい
ものです。創作するのは難しいのです。

ただし、正直に回答してくれたとしても、そもそもの
決算書自体が、粉飾決算であった場合は、どうしようも
ありません。

しかし、3期分の数値を分析して、その変動に異常が
あれば、粉飾を予想することができます。

例えば、売上高が減少しているにもかかわらず
売掛金や在庫、借入金が増加している場合や

当期純利益が売上高に対して、過少すぎる場合で
借入金が増加している場合などです。


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Posted by 坂本勇治 at 07:19Comments(0)取引先

損益計算書の価値を高める

2009年11月02日

損益計算書は、当然のことながら、利益が
多いほど、良い損益計算書ということになります。

しかし、損益計算書の「利益」には、いくつかの
種類があります。

「売上総利益」「営業利益」「経常利益」

「税引前当期純利益」「当期純利益」

上記の5つの「利益」があります。

では、金融機関などが企業の評価や格付けを
するさいに、上記5つのうち、どの利益が重要視
されるのでしょう。

また、損益計算書の最終的な利益である
「当期純利益」が同じであれば、評価は同じ
なのでしょうか。

実は、損益計算書の上の方(売上高に近い方)の
利益が大きいほど、評価が良くなります。

コンピューター診断においても同様なのです。

最終的な「当期純利益」が同じであってもです。

ですから、企業は、決算書作成の際には、次のような
観点から、もう一度すべての科目を見直してみては
どうでしょうか。

・営業外収益の中に売上高に該当するものがないか

・販売費・一般管理費の中に営業外費用もしくは
 特別損失に該当するものはないか

・売上原価の中に特別損失に該当するものはないか

・法人税等に該当するものを租税公課で処理して
 いないか

1年に1回の決算書です。少しでも価値の高いもの
にするべきです。

上記のような科目の見直しにより、「営業利益」などが
変動しても、税金は変わらないのですから。


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Posted by 坂本勇治 at 07:29Comments(0)決算書、試算表