銀行が嫌がる資金使途

2009年09月03日

融資を受けるにあたって、資金使途(借りた
お金の使い道)は大変、金融機関が気にする
ところです。

銀行の担当者は、決算書が良ければ
資金使途はあまり検証せずに貸す

という側面もありますが、今後は
その傾向は、弱まってくるでしょう。

倒産の増加や黒字倒産、粉飾決算の
増加により、銀行は反省しているところです。

したがって、今後の融資は、質を重視せざる
を得なくなるのです。

また、不動産担保についても、担保の
不動産が処分できないケースが多く

なっている状況から、不動産担保をたよりに
融資するという傾向も弱まってきています。

そこで、問われてくるのが、資金使途なのです。

融資するお金の使い道が正しいかどうかを
検証することに力を入れてくるでしょう。

金融機関が嫌がる資金使途を知って
おきましょう。

次のような資金使途は、難色を示す可能性が
あります。

・得意先からの売上金の回収不能に伴う穴埋め資金

・滞納税金、滞納社会保険料の納付資金

・社長個人が会社へ貸しつけてある資金の返済資金

・他社へ融資するための資金

・売上の減少による赤字穴埋め資金

企業から融資の申し込みがあったさいに
資金使途として、運転資金ということであっても

実際は上記のような資金ではないかと疑って
かかるのが金融機関です。

また、金融機関は、資金使途と同時に
なぜ、自行に融資を申し込むのかという
プロセスも気にします。

次号では、それについて、お話しをします。


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