借りてくれと言われる会社になる

2009年08月31日

9月は銀行の決算であるため
各支店は、融資残高の目標等を
達成しようとします。

ですから、企業にとっては、有利な条件
で融資を受けられる時期でもあります。

このような時期に、担当者から「借りてほしい」
と頼まれるときが、有利な条件で融資を受ける
チャンスです。

一度、有利な条件で融資を受けておけば
その実績が残るため、今後の融資交渉に
おいても有利になるでしょう。

「借りてほしい」と言われる会社は、どんな
会社なのでしょう。

当然、業績が良好で、規模の大きい会社が
有利なことは言うまでもありません。

ただ、それ以外にも要素はあります。
その以外の要素に、担当者との接点が多い
ことがあげられます。

ようするに、担当者が社長に話しやすい
ということです。

ですが、ただ、仲良くして、何でも言うことを
聞いてあげるのもよくありません。

シビアなところは見せておいた方が
よいです。

担当者の勧めてくる金融商品などは
安全なものを時々、付き合いで購入する
ぐらいで良いと思います。

他には、会社の月次試算表や営業状況の
分かる資料を、担当者が来たときに

渡しておくようにしておけば、安心感を与える
とともに、融資に取り組みやすくなるでしょう。

担当者が「借りてほしい」と言ってくるときが
チャンスです。そして、言ってくる担当者が
多いほど良いのです。

融資取引銀行が複数あるということです。

そのチャンスに、無担保プロパー融資で
かつ、低い金利での融資を目指しましょう。

無理に借入する必要はないですが、もし
必要であれば、好条件を所望するべきです。

こちらが言わなければ、担当者は銀行に
有利な条件でしか実行しません。

あたりまえのことですが、銀行が有利なこと
(金利が高いことや担保や保証を取ること)
は企業にとっては、不利なことなのです。




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