資金調達は先を読む

2009年08月24日

いきあたりばったりの資金繰りが
一番危険です。

なぜなら、資金調達は、金融機関という
相手があるからです。

もちろん、金融機関以外の資金調達も
ありますが、おおむね中小企業は金融機関
からの借入が中心です。

自社の業界の雲行きがおかしくなってきたとき
さらに、それが、自社の決算書や試算表など

数字に顕著に現れてきたときには、金融機関も
その情報を掴んでいますから、遅いのです。

有利な条件での融資が受けられません。

企業は、先読みして、薄雲がかかってきた時点で
将来の資金繰りを見積もり、必要であれば、資金調達
しておくべきなのです。

だます訳ではないですが、この状況であれば
金融機関は、まだ、気づいていません。

金融機関の人間が、特定の業界に精通していたり
特定の業界の情報を収集していたりすることは
考えられないからです。

企業は先を読んで、早めに有利に資金調達しておく
べきです。

決算書が悪化してからでは遅すぎます。

決算書が悪化したら、融資自体受けられない
可能性も出てきます。

そして、大事なことは、資金調達だけでは
ありません。

先行きが曇ってきたときの資金調達の目的は
ひとまず、資金繰りを安定させ、財務面に関して

会社を弱体化させないようにし、ほんとうに弱体
してしまう前に、経営改善策、収益構造の見直し
を行うことです。

先読みしていないため、将来的な資金繰りに
気を配っていないため、企業を弱体化させて
しまう例は大変、多いのです。

後手後手になってしまっては、結局、取引先や
従業員に負担が及び、企業のパワーが弱体
していくのです。

取引先への支払いの遅延、得意先への早期回収
依頼、従業員の整理解雇・給与等カット・支給遅延
は、最も最後の砦にすべきなのです。


ワンランク上の経営者を目指すなら
 メルマガ【中小社長のための豆知識】
  http://www.mag2.com/m/0000276311.html

 
中小企業が大きくなっていくためには
財務戦略が欠かせません。
http://sanwasakamoto.blog119.fc2.com/


同じカテゴリー(資金繰り)の記事
 これからの資金繰り方法 (2009-05-31 08:13)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
資金調達は先を読む
    コメント(0)