リスケジュール(返済猶予)

2009年07月02日

銀行等に対するリスケジュールの申し出は
以前に比べて、ハードルが低くなっています。

銀行は、中小企業からのリスケの申し出を
無視すれば、金融庁から指導が入るのです。

ただし、リスケはあくまでも、企業からのお願い
です。手順を踏んで、銀行の立場も考慮しながら
行うべきです。

まずは、改善計画書を早急に作成しましょう。
経営改善計画書と資金繰り計画書は必須です。

改善計画は、以前は、3年以内に黒字化するもの
でないとダメでしたが、今は、5年後の黒字化でも
可能です。

これも、金融庁の指導です。銀行は金融庁に逆らう
わけにはいかないのです。

改善計画は、夢物語ではなく具体的なものにしてください。

改善計画を早急に作成し、メインバンクにリスケを申し出
ましょう。TELで担当者にアポを取り、必ず、上席(支店長、
副支店長クラス)を同席させてもらいましょう。

計画書を提出し、改善計画を説明し、元金の全額猶予を
お願いしましょう。

金利を払っていれば、銀行にとっては、お客様です。
悲観する必要はありません。

上記のことは、1ヶ月間かけて、ゆっくりやるものでは
ありません。1週間以内にやりましょう。

時間をかけるほど、会社からお金が出ています。

銀行も稟議に時間がかかります。

もちろん、銀行だけでなく、日本政策金融公庫
(旧国金・旧中小公庫)も、リスケ可能です。

銀行だけしても、意味はありません。どうせするなら
全部の金融機関に対して申し出するべきです。


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